2017/04/17 (月) 03:25:31

都電荒川線→渋谷

東京下町のかゆいところを走ってくれる都電荒川線、今日は一車両一往復貸切で、
にたないけんさんと松浦湊さんのライブだった。
こういうの観るの初めてで、出発前は出演者もお客さんもみんな電車を待っていて、遠足みたいな気分だ。


電車が出発するなり、にたないさんの歌がはじまった。
車体は揺れる。
にたないさんは、それに負けじと立ち続け、慣性の法則の働きで時々よろめいて笑いが起きた。
やがて、踊りと呼べるステップにもなった。
何より景色がすばらしい。
駅を通過するときに、電車を待つ人が珍しそうに車内を見つめていること、手を降る小さな子ども。
運転士さんの交代のとき、「ここまでありがとう」と起こる拍手。
ホームに残った運転士さんが電車を見送ってくれ、
我々が手を降ると、つつましく頭を下げた。
すばらしいね、都電ライブ!

湊さんは観光ガイド的なアナウンスも交えながら歌った。
「都電は好きでよく乗ります、荒川遊園とか行きますね。このへんの景色が素敵なんで、私を見なくてもいいんで、どうぞ車窓をご覧になってください。」
と湊さん。
私も小さい頃によく荒川遊園地に連れてってもらった。
車窓からは遊園地は確か見えないけれど、
なんだか無茶苦茶ノスタルジックな気持ちになってしまったし
湊さんの歌とも何かが相まって
知らぬ人に挟まれている中、目から汗が零れてしまうところだった。


都電には、高校時代にもお世話になっていた。
尾久や町屋に住んでいる友達が多く、途中に車窓から現れたファミリーレストランを見て
もしかしたらあれは、中間試験前に数学に強い男子たちと集まり一緒に勉強をしつつ半分以上は遊びに(ドリンクバーでさまざまな種類の飲み物を調合するなど)行っていたような、その場所かもしれないと思った。
吹奏楽部の本番で、荒川区のホールに向かうために都電に乗っていたら
チャリでホールに向かう先輩を車窓から見つけて
お互いに目が合い、
先輩が競争のようにチャリを飛ばしてくれたことも思い出した。
さすがに都電が勝った。
…など、私にとっての都電荒川線とはそういうのが染み付いている路線だ。
こうしてライブを観るために乗ったら、
昔は気がつかなかった沿線の趣ある看板や喫茶店が目にとまって、
荒川線の、見たことのない一面をまた見ることが出来た。

湊さんは見事、終点の駅に到着ぴったりに演奏を終えた。
まるで大晦日のカウントダウンで元旦に突入したような達成感で拍手喝采。


終点、三ノ輪駅。
この街の風情のなんと良いこと!
にたないさんは歩きながら「この商店街は生きてるね、日曜なのに」と話した。確かだ。
みんな中華屋に流れていったが、私はこのあと自分のライブがあるから、おいとました。





いつもお世話になっている、渋谷宇田川町の喫茶SMiLE7周年記念パーティ最終日、ここで25分ぐらい歌えた。
なんと、一曲目のサビから
前列酔っぱらいオーディエンスによるご唱和が起こり、
実はこんなことは私は初めてで
動揺して歌詞を忘れたり違うコードを弾いちゃったりした。
だけど自分の曲で人が楽しんでくれていることが嬉しくてその気持ちが勝った。


今日はそんなに緊張もしないだろうと思っていた。
しかし、ドンシャリアゲアゲDJのあとのライブアクトで、どのような感じで登場したらいいものか、それに、人の前で演奏することは変わらないので、わりかし緊張した。
でも、良くしてくれたのはみなさんのおかげだった。
ダンケ、謝謝、ありがとう。
スマイルに圧倒的感謝です。
人の大きな温かさは、大都会・渋谷に来ても存在していた。


 
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