2017/06/28 (水) 02:31:26

夢の寝台特急

日本で定期運行している寝台特急列車は、東京〜高松・出雲を結ぶサンライズエクスプレスぐらいだろうか。
あとは、青春18切符の期間に現れるムーンライトながら、えちごも健在だろうか。


ビックターミナルに到着するなり、ホームをまたぐ通路からは
南北さまざまな方面へ行く列車、架線を見渡すことができた。
これから私は夕方初の列車で滋賀県へ向かう。
名古屋で一度乗り継がなくてはいけないことは知っているのだが、調査不足で無事に滋賀へ行けるのか心配だ。
それさえうまくいけば、明日の朝には滋賀県に着く。
寝台"特急"ではあるのだが、このスピードは鈍行中の鈍行だ。
現代社会のスピード感へのカウンター姿勢が見える。

並んでいる乗客たちは私の年代と近いか、ちょっと下か、そんな男女ばかりだった。
シャア専用モビルスーツみたいなピンク色した
ちょっと変わったフォルムの車体を写真におさめて乗り込んだ。
あとでインスタに載せるかんな。
2階席にのぼると、いろんな大きさの布団やベッドが設置されており、雑魚寝状態となる。
座席指定がないため、どの形の寝床をとるかは早いもの勝ちである。
私が乗り込んだ頃にはもう、ベビーサイズぐらいの布団しか残っていなかった。
ここで寝るのか…と落胆していると、
私とさほど背丈の変わらない女性も何人か、同じサイズの布団を使っているようだから
まぁいいかと、ひとつ余った小さな布団に荷物を置いた。
乗客たちと言葉を交わすことも自然にあった。
特に、滋賀県出身の子は非常に人懐っこい。
出発したら、暮れていく夕陽を眺めることができた。
線路の上を走っているとは思えない、本当に美しい緑の広がる車窓。


夢のようで、本当に夢だった。
もう少し寝たかった、超ねむいったらありゃしないが朝食を食べて身支度をしなくてはならない。
これは本当の話なのだが、30年ほど前は特定の地域が14日間乗り放題の周遊券が存在したらしく、寝台特急も含めて乗車することができたので、学生の貧乏旅行なんかでは宿泊費も浮くわ、色んな行き先の寝台特急があるわで、ロマン満載だったようだ。

ここ数年で、いわゆるブルートレインなんかは全廃で
新しい豪華長距離列車も増えてきてはいるが
これは大人ですら、貯金ええええい!と決心しないと乗り込めない高価な旅の切符である。
いや「面白そうだから予約してみようか。のほほんニコニコ」なんてポンと決意する人ももちろんいるはずだが。
学生や貧乏旅行者に用意されているのは、
はじめに述べたムーンライトや青春18切符での鈍行の旅。
(サンライズも現役だけど、やはり少し張り切った料金である)
18切符もサンライズも使ったことはあるが、地道なスピードでさまざまな県や景色をまたいで行くことには、
飛行機や新幹線では味わえない、特別な醍醐味がある。
今朝見た夢は、今年見た夢の中でも5本の指に入るぐらいの気持ちの良い夢だった。
ほかのは覚えていないけど…

 
Trackback(-) comment (2) | 日常
comment
stick boy #-
こういうストーリーを歌にしてもらいたいものだと思います。
Arlo Guthrie(書いたのは Steve Goodman)の”City of New Orleans“みたいな、感動的な曲になるんじゃないかと...。

その日のために、ジャケ写用の写真、撮り貯めておきますっ!
2017/06/28(水) 21:48:54 | URL | edit
Re: タイトルなし
クララ #-
そりゃ良いですね!
夢は、眠っていないときに考えつかない物語を見せてくれます。
ロマンの詰まった写真、たのんます〜
2017/06/29(木) 01:02:31 | URL | edit
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