2017/07/10 (月) 00:45:22

夏の球場

兄が今日、夏の高校野球大会、東東京の第一試合を観に神宮球場へ行っていたようです。
特にどこの高校が観たい、というわけでもなく。
1点差の良い試合で、
終了後、球場の御手洗に行ったらさっきグラウンドに立っていた選手と遭遇し、
それは負けたチームで、悔し涙を流していたという。
あ、選手も同じトイレ使うんだ、と思いながら、良い話だなぁと思った。


注目校は別として、
トーナメントの下の方ほど注目度は低いが、
当たり前だけどそこを突破せねば夏は終わってしまうので
注目度が低かろうが選手たちは大小どのチャンスも逃すまいと必死に戦うのである。
面白かったから行ってよかったと兄は言っていた。


私が通っていた高校には硬式野球部がなく、甲子園球場への夢の繋がりとは無縁だった。
兄は別の高校で、出来たばかりの硬式野球部に所属していた。
高校一年の夏、駒沢球場での試合に兄が出るってんで
授業(映画鑑賞会)を途中で抜け出して、野球好きの男友達と観に行ったのは良い思い出だ。
確か私は先生に「兄の試合を観に行くので早退します」と素直に理由を話した。
で友達は、「お腹痛いので」だったかなんだったかの仮病を使って、私とは別のタイミングで早退してくれた。


とても暑い陽気、涼しい電車に乗り込んで山手線を半周。
乗り馴れない田園都市線はとても新鮮だった。
駒沢球場に着くなり、友達はかき氷を買った。
さて閑散とした観客席に座ると、シックな球場が一望できる。
試合の点数などの進み具合は、
電光掲示板ではなく、あのパタパタ数字が変わる式のもので表示されていた。
(ソラリー式?)
今はどうなんだろうか。
そのままであってほしいと思う。

選手の顔ぶれを見てみる。おかしい、兄が居ない…
そのまま試合は進んでいく。
友達は、野球に詳しくない私に、試合の流れをこまごま説明してくれる。
しかしながらいっこうに、兄が現れない。

「○番、ニシゴオリ君」
打者を紹介するアナウンス。
「名前変だぞー!!」
相手チームから飛ぶ野次。

私は、「それより兄ちゃんを出せ」と隣の友達に聞こえる程度の野次を放った。

結局兄のチームはコールド負けで、
ようやく兄の顔が観れたのは、選手が最後に観客の前に並んで挨拶するときだった。
兄の申し訳なさそうな顔が見えた。笑
興味を持って一緒に来てくれた友達に、ワリィと思ったけど
それなりに楽しんではくれた。



本格的に高校野球に興味を持ち始めたのは20歳ぐらいのときで
私が産まれた地である新潟県の、
日本文理高校が甲子園球場の決勝戦で準優勝した年だった。
専門学生だった私は、試験前の大事な授業に遅刻して家のテレビにかじりついていた。
もう6点も差がついていた。
文理高校が負けてしまいそうだったのと
今回の授業を欠席したら試験がまじでヤバイと思ったから
あきらめて学校へ向かったのだ。
ってこれ前にも書いた気がする。まあいいや。
授業へ滑り込むなり先生に「すいませんちょっと、出身の県の高校が決勝戦でして」と説明すると
「自分が出身の県の高校が甲子園の決勝戦に残ってたらそりゃ観るだろ、今どうなってんの。誰かワンセグないのか!」
そう、そのときはワンセグ時代だった。
誰もワンセグ機能のついた携帯は持っておらず、
自分の携帯で試合結果を調べたら、試合は終わっていて文理高校は負けていた。
しかし、文理高校は9回表で6点差から1点差まで詰め寄っていて、一体この間に何が起きたのだろうと驚いた。
その後、伝説のその試合はテレビ放送で何度も流れたり、
ユ〜チューブにも残っていて
今でも年に一回ぐらい観たりしては、いちいち感動している。


そんな野球をみせてくれた文理の大井監督は
この夏で退任されるという。
新潟大会のトーナメントからも目が離せない。
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