2017/07/18 (火) 21:47:03

洋服を買いに行ったらこうなる

7月18日。
医者に行ったあと、そういえばこの夏お洋服をまだ買ってないや〜と思い
その足でいろいろな商業施設へ行って良い出会いを求めた。
試着をしたり店員さんと相談をしたりしたものの
ちょっと考えます、と言って店を離れた。
価格と心のときめきを天秤にかけると、
それにしては自分はそこまでドキドキしていないことがわかった。
それで、ほかの店を回ってもピンと来るものがなかったら、またこの店へ戻ってくることにしようと決めた。


色々と巡りはしたが、最後に行き着くのはファストファッション店である。
安い…安い…感覚がおかしくなって、少しでも脈を感じたものはどんどん手に取っていた。
5着ぐらいを試着室に持っていって着てみた。
悪くはない。いいな。
しかし、ある問題点に気づいた。
多いに脈を感じたもの全て、ポケットが、ないのだ…
そういうパンツやスカートは、こういった店以外でももちろんあるのだが。
ポケットがなくたって生きて行ける。
ただやはり、ないと不便なことがよくある。
ポケットの有無は、デザイン性に相当長けていないと私の判断は多いに揺らぐ。
ここでは、ポケットが無いことが私の判断に大きな影響を及ぼしたので、
パンツ、スカートはすべて手放した。
結局、買うとは思っていなかったときめきのTシャツを一枚買った。


だがどうしても、今の私にはパンツやスカートが必要なのだ、まだ探検は続く。
次に巡ったのは、老若男女・国籍問わずユーザーの多い、あの4文字の有名ブランド店である。
とりあえず心が動いたスカートとパンツを手に取ったら、
ポケットがついてるついてる!
なんだ、私は今ポケットを求めているのか?
もちろん、更にデザインも及第点、いやそれ以上。(偉そうだね)
無事に2品に心が定まり、うち1品のパンツは裾上げがどうしても必要だったので
30分ほど待つことになった。


その間、地下で時間をつぶしていた。
なにやら各地で雷鳴が響いているようだった。
時間になって地上に出ると、こちらも雷鳴と大雨が街を通過しているところだった。
店に駆け込んだ。
雷の音は店内までよく聞こえていて、女性店員さんたちも怯えていた。
無事に裾上げされた商品を確認する。
雷鳴が響く。店員さんが「わぁっ」と言う。
ふと、外がどうなっているのかとレジから入り口に目を向けると、
木々が激しく揺れていて、
まさにバケツをひっくり返したような雨に見えた。

「すごいですね…」
「もう〜すごいですね。。」

すると近くのバックルームみたいなとこのドアから女性店員のきゃあって声が聞こえた。

「もうっうるさいよ。どうしたの?」
「雹!雹が降ってる!」

この激しい木々の動きは、強風と雹によるものだったのか。
いつの間にか、固まる女性店員さん3人と私で呆然と入り口を眺めていた。
おかしな言い方だけれど店員さんが店員さんでなく、完全に私と同じ人間、女性に見えた。
なんだか笑ってしまった。

「しばらく出ない方がいいと思いますよ(>_<)よかったら、ここで雨宿りしていてください。」
「そうします。」

「店員」の顔でまず商品を手渡され、その後すぐに「女性」の顔に戻って、同僚たちと固まっていた。
もらった優しさのもと、外の様子を見に入り口付近に向かった。
まるで目の前に白いコンクリートの建物が建ったかのように
大通りの向こうのビルが見えなくなっていた。
確かに、大きな雹と葉っぱが降り注いでいた。
笑ってしまった。
ここは繁華街だというのに、今は車以外、人1人歩いちゃいない。
違う世界を見ているようだった。
それをたくさんの人たちが立ち尽くして見ていた。
自動ドアは、自動で開かないようになっていた。


しばらくして雹がやむと、
落ちた緑の葉と氷の塊が道路を漂っていた。
あまりにも無造作に葉っぱが散りばめられているものでパクチーみたいに見えた。


最寄り駅に着くと、さっきの大荒れが嘘のように
さわやかに晴れていた。
でも地面はびしょぬれ、自転車という自転車みんな倒れていた。


今日みたいな大荒れが、短時間だったからこそこうして面白がっていられたが
これがずっと続いたら、大変なことになっていた。
九州では、これがずっと続いていたから大災害になったのかと思うと、
なんとも、痛ましい思いがした。


家で、買った洋服を広げる。
裾上げされたパンツを履いてみる。うん、良い長さだ!
そして「それにしても、今日はすごい買い物だったなぁ…」と思い出すのだった。
ネットでポチるのでは、絶対に味わえない経験だ。

 
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