2017/08/03 (木) 13:23:44

白黒映画

こないだ、ミュージシャン仲間たちと飲みに谷根千へ繰り出した。雨が降っていた。
正確には千駄木か西日暮里か…
「谷根千で飲んだ」と書いてみたかった。


その前に、古書ほうろうに行って本を買った。
名古屋渋ビル研究会による、『名古屋渋ビル手帖』である。
仲間には素直に、「ほうろうに入荷した本を買いたいから」と遅刻の連絡を入れた。
みんな、古書ほうろうで演奏したことがある人たちだから
理解してくれるだろう、と思った。
これを、「甘え」と言います。


ビアパブイシイでビールを囲んで、
2軒目に移った駅近くの居酒屋チェーン店は、自分たち含めて3組しか客がいなかったし、
22時頃にはもう私たちしか居なかった。
西日暮里、ド平日の雨となるとこんな様子になるのか。


色々と興味深い話はしたのだが、
私は白黒映画をちゃんと観たことがないことに気がついた。
とも吉さんは、黒澤明だかの映画を昔見ていて、
血が噴き出たシーンではヒャアアアっと怯えてしまったらしい。

「あれはきっと白黒だったからこそ余計に怖く見えたのよ。」

そうかもしれない。
色によるリアルさの補いがないから、想像力が働く。
それに、その時代の技術だと、本物でない嘘くさいセットの血だということが、カラーで浮き彫りになって、しらけてしまうかもしれない。


一時期わたしは、『クロノトリガー』という昔のRPGゲームの音楽にはまっていた。
スーファミ時代のゲームである。
サウンドはたぶん16トラックもないんじゃないかな。
8トラックかもしれない。
つまり、8種類くらいの音色(楽器)しか使っていないということ。
しっかり聞けば、なんのトラックがなんの音を出しているか
解析できてしまいそうなぐらいのシンプルなものである。
それでもオープニングテーマはすごく壮大で、すごくワクワクした気持ちにも、不安な気持ちにもさせてくれる。

作曲された光田康典さんのインタビュー内容が印象的だった。
質問の詳しい内容を忘れてしまったのだが、
なんでこのゲームや音楽が多くの人に長く愛されているのかっていう内容だったと思う。
光田さんは、
「リアル過ぎないからこそ、想像力が働く。だから飽きないんだと思います。」
と答えてらっしゃったような気がする。
RPGの主人公が完全に無口なのも、たぶんそういう理由。
さまざまなユーザーが使うから、主人公の性格や口調をゲーム側から提示しない。


リアルすぎても面白くないってあるかもなあ。
話は色んなところに飛んだけど、谷根千飲みは楽しかったよ。


 
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