2018/02/27 (火) 01:22:29

渋谷区へ、渋谷区から

2月17日

渋谷HOMEでライブだった。
『次の街まで』という名前の。
北陸の音楽を広めてくれるイベント"tsumugu"の大谷さんと、HOMEの吉川さんと一緒にこの企画を作った。
なんだか想像以上にはじめから最後まで温かい雰囲気で
そうなることを3人で描いていたけれど
それ以上のものを感じて驚いた。
ご来場くださったみなさま、ホットなムードをありがとうございました。
5拍子の手拍子をお客さんがするnoidのステージで始まって、
全拍子の手拍子(1、2、3、4のうち1だけ叩く)をお客さんがするシンムラジョンヨコのステージで終わるイベントは
どこを探してもないのではないでしょうか。



行くまでの道、改札で知らぬ人に舌打ちをされたりと
狭き東京の、心が狭くなってしまうような空気に自分自身もトゲトゲしてきてしまった。
会場に着くなりカイロスのみんなに会ったら
私のトゲトゲの皮は一気に剥がれた。
京都のお土産をくれた。
今日の渋谷は、極寒の盆地である京都市や、滋賀県や、雪が積もっているはずの石川県から来た出演者からしても
「寒い」という言葉が出てくるぐらいの風びゅんびゅん丸だった。


シンムラさんは会うなり、まだライブも始まっていなかったが私にやさしき眼差しで感謝の思いを告げてくれた。
そんなジョンとヨーコのパブロックは
スター感がおもしろかっこよく、私は前方で踊っていた。
パブロックスター賞。


ラヴミーズとは初めて会った。
こんなに素直に愛や君のことを堂々と歌うことも、
考えたらそういうバンドは久しく見ていなかった。
平成歌謡を歌う彼らは本日放送された平昌オリンピックのスケートリンクでチャンピオンに輝いた羽生選手と同じ歳で、まさに平成ド真ん中の世代だったのだ。ヤング。
ラブ賞。


私は去年の夏にnoidの存在を知った。
「STAR」という曲を聴いたときに、スフィアンスティーブンスか!なんて素晴らしいんだ!という衝撃を受けた。
勝手に自分の中でnoidのことを"北陸の星"と称しているが、
日本が誇るバンドのひとつであると思う。
ライブを観たときに、歌い方というのか、日本語の言葉の響きが自然に良く聞こえた。
ほかの音の上に言葉が浮いているのではなく、言葉と音が同じ畑に生きて飛んでおりました。
ここに来てもらえて本当に嬉しかった。
優秀賞。


DJには、カセットテープエコーという金沢のバンドのメンバーであるisseiさんが、
長野県の松本から駆けつけてくれた。
いろんな曲を流していたけれど、
私が「この曲は?」と反応したものが大谷さん曰くvivid branchという福井のバンドだった。
北陸からはセンスの良い音楽がたくさん生まれているなぁ。
まいった。
isseiさん、お洒落賞。


Kailiosも相変わらず素晴らしかった。
しかしながらしみじみ思うのは、音楽と共にこんなにメンバー全員のことが大好きなバンドは、そうそうないなぁと。
チルコ村とは最近、文通仲間になった。
彼女は、クララズのドラムであるお菓子好きのオカシ姉さんに、滋賀の有名なバウムクーヘンを買ってきてくれて、会場に「フリーバウムクーヘン」として設置。
私も食べたが非常に美味しく、好評につきオカシ姉さんが食べる前に完売。


オカシ「バウムクーヘン私が食べる前になくなってた〜」
チルコ「姉さーん!!せっかく姉さんのために持って来たのに!!!」
Kailiosメンバー「なんで食べ損ねた人が怒られなあかんねん!そんな個人的にあげたいならラップに包んだりして渡したらええやん!」


兄妹のようなやりとりが微笑ましかった。
本当においしかったので滋賀県に行った際は、
ODC姉さんが食べ損ねた分を私が買って食べる。
もう賞をつけるのはやめにしよう。


今日は、一ヶ月ぶりくらいのライブということもあって結構緊張した。
大丈夫かなぁと思ったけれど
本番の状態って、本番が始まってみないと本当にわからないもんだと思った。
会場の温かい雰囲気が、私の手を引っ張ってくれているようだったし
私が引っ張っているようでもあった。
そんな気持ちだった。



企画に関わった大谷さんは言っていた。
「東京のライブ色々見てきましたけど、こんなに良い雰囲気なのは初めてかもしれないですねぇ、なんか。」
数々のライブを観て来ている大谷さんからそんな言葉が出て来たのは驚いた。
確かに、ここには大谷さんの知り合いがたくさん居たけれど、
同じような空気感を感じたのは彼だけではなかった、と思いたい。
少なくとも、私もそう感じた。

大谷さんが東京に来て2年。
知り合ったのは去年の夏で、彼はもうじき福井県に帰ってしまう。
寂しさよりも、北陸でのびのびと面白いことをやってもらいたい気持ちが強い。
なんにしても、彼が東京を離れる前の最後の彼の携わる企画として、こういった雰囲気に出来たことがよかった。


さきほどから北陸とかなんだとか書いているけれど
良い音楽がどこから来たものなのか、あまり関係なく思いたいところはある。あった。
つまり「京都から来た」とか「金沢から来た」とか特別にその情報をつけなくても、良い音楽はちゃんと良い音楽として人々に届くもんだ、という考えが私にはあった。
実際そうでもある。
でもやっぱり、イベント情報で出演者バンドのあとに(地名)がついていると、それだけで興味がわく。
逆に、良い音楽を知るとそれがどこの国のものなのか気になる。
よくよく考えたら、興味のある人とか店とか銘菓とか、どこ出身なのか知りたくなるよな。

それから、自分も最近遠征に行ったり、
あるいはこんな風に誰かが遠征に来たり、そんな機会が増えた。
「わ〜い来たよ〜」「わ〜いらっしゃ〜い」なんて
どっちもすごく特別な気持ちになる。
かかる距離とか、場所とか、やっぱり関係あるなと思った。



『次の街まで』というタイトルは吉川さんが考案した。
とても良い響きだ。
この夜をすごした人たちには、どこか次に行きたい街を描いてほしいと思いながらフライヤーもつくった。
出演者がいっぱい居て話足りないような気がしたけど、
それは次のどこかで出来るだろうな。

 
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