2018/09/17 (月) 00:32:16

大田区

9月15日

広島からシマコがやってきたから一緒にモーニングをした。
誰かとランチやディナーを共にすることならよくあるが、待ち合わせてモーニングは初めてかもしれない。
必ず朝食を食べる派の私としては、
空腹で電車に乗り込むことはあまりなく、新鮮なものだった。
電車の中で、寿司とか出汁のことばかり考えていた。


やってきたのは大森である。
なかなか行かないエリアだけれど、そこにある喫茶店だけは知っている。



シマコと再会して、3言目ぐらいから
「昨日の夜、大森で飲んでたんですよ〜」と聞く。
なにーっ!私は大森の夜を知らないというのにーっ!
24時間営業のぶっとんだ飲み屋さんがあるらしく、そんな情報を教えてもらうに、私はどうやら先を越されたようだ。
しかし、だからこそ私は、これから彼女を珈琲亭ルアンへ連れて行くべきたと燃え上がった。
広島でシマコと会ったときは
市内の良い店をたくさん教えてもらい、
その中で知った「中村屋」という喫茶店がぶっ飛ぶほどの良店だった。
それらに負けず劣らずの店を、東京に住んでいる者として紹介せねば…と私は鼻息を荒くしていたのである。
と書くと、闘争心が強過ぎるように見えてしまうが
実際には、単純に好きな喫茶店でモーニングするにはと考えた結果だった。


雨が降っていた。
ルアンの入り口には、
「ボリウムたっぷり 高級生ケーキの店」と書いてあり、その表記から大きな歴史と可愛らしさを感じた。
雨で水浸しになった傘は、高級感のある持ち手つきの傘袋に入れて入店する。


13時までやっているモーニングセットは、
好きな飲み物にプラス100円でトーストとたまごが付いてくる。
飲み物の種類がとにかく豊富だ。
コーヒーだけでも種類があるし、
紅茶部門、ハーブティ部門、チョコ部門、ジュース部門でも選択肢が多く用意されていた。
私はカフェインが体に合わないから、それは心強いことであった。
今回の来店で初めて気がついたが、
コーヒーコーナーには「カフェインレスコーヒー」があった。すばらしい!
最近ではカフェで見かけることが増えたけど、
これぐらい歴史ある喫茶店にはなかなかないし、
メニュー表もボロボロではなく綺麗で新しいことから、
このお店の雰囲気を保ちつつ、
更新されていく時代のニーズに応えながら人々が通う場所として存在し続けていることがわかった。
変わることは勇気がいるけれど、大事な軸さえ残せばいいなと思った。
ちなみにカフェインレスコーヒーには
スプーンにオレンジの皮がぴらっと乗せてあり、
柑橘の風味を楽しめるようになっている。
味も物足りなさが全くなく、久しぶりにコーヒーを美味しく飲んだ。


トーストにマーガリンを塗りながら、ゆでたまごの殻を剥がしながら、
一年半ぶりに会った友人シマコと話す。
東京の人の印象、○○さん元気?、スナックもみじのこと、もういない飼い猫のこと、これから友達の結婚式があること、恵比寿の美容室で髪をセットすること。
本当に少しの時間だったけれど、その間、
シマコが場に居ることの"安心感"を思い出した。


帰り道、雨の中とんかつやさんに行列ができていた。
今度東京でシマコと会う際は、大森のみならず、ほかにも良いところを教えたいと思った。
とっさにその機会が来たときには
なかなか定まらないのが不思議なもので、
選択肢の多過ぎるがゆえのことだと思う。

 
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