2018/11/01 (木) 15:58:00

都市にて

11月1日
日本に遊びに来た香港のマンディと待ち合わせた。
有楽町の高架下には、新幹線が反射する太陽光がきれいに流し込まれていた。
マンディは恋人を連れてくると言っていたが、日本語はどのくらいわかるのだろうか、英語だろうか。

待ち合わせの店で2人と会った。
恋人の男性は「エルです。」と話した。

「クララです。あ、日本語話せるんですね。いいですね。」

日本に住んだことのあるマンディは「私ほどではないですが」と言いながら「でも私も最近日本語話していないから、ちょっと言葉が出てこないかも」と言っていた。

メニューを見るなり、エルくんの口から「しらす…」と出てきた。
読めるなら充分である。
二人は昨日まで鎌倉にいて、しらすという字は飽きるほど見てきただろう。

「東京ではこれからどこ行く予定ですか?」
「うーん、まだ…決めてないです。東京、あんまり好きじゃない。笑」

エルくんがそう言った。
素直で笑ってしまった。東京に住んでいる私は、ほかの人からそういったことをたまにきくけど、傷つかないというか、なんとも悪く思わないものである。

「そうなの!日本はどこが好き?」
「田舎の方とか。」
「今までどこに行ったことある?」
「僕は日本一周したことがありますね。沖縄の那覇から、稚内まで。」
「ええっ…」

私より日本のことを知っているかもしれない。
先日、福井県に行った話をした。

「今まで行った中で一番ローカルというか…なにもない。でもよかった。」
「はい、なにもないです。スルーしました。」
「スルー。笑」
「福井県はどういうところですか?農業中心ですか?」
「伝統的な工芸品の街みたいです。器とか、和紙とか、うるしってわかるかな。そういうのを作る人がいっぱい居る。」
「職人さんの街なんですね。」

ほか、広島県にはストレンジな人が多いと聞いて同感したり、
香港にはテレビの地上波の局がひとつしかないとか、
韓国ドラマがよく放映してるけど、香港ドラマは見なくていいとか、
建物の階数は縁起の悪い数字は抜かしているとか、
面白いことをたくさん知った。

東京は2年後のオリンピックに向けて街の再開発が各地進んでおり、小さな良い店がどんどんなくなってきているということを話した。お二人もご存知だった。

エルくんは日本のほか、いろんな国へ行ったことがあるらしいが、
ロンドンなど、都市はやはり面白みがなく、
東京もますますそうなっていくのではないかと言っていた。
ここ有楽町も、古い建物がまだ残っている方ではあるが、住居は明らかに少ない。

香港土産をもらった。
「香港で買ったものだけど、でも台湾のです。」
なにかと思ったらCDだった。
台湾の歌手。
早く聴いてみたいな。

なぜか私はお昼をご馳走になった。
向こうは旅人だし、いいよいいよと数回やりとりをしたけれど、
ご厚意ありがたく頂く。
私も香港の街を知りたい。そのときにお返しする約束をした。

 
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